山口日産自動車株式会社

ディーラーの要は”人”感性豊かな人財を育てる

山口日産自動車株式会社  代表取締役社長 末冨 健作

ディーラーの要は ”人” 感性豊かな人財を育てる

私はディーラーの商品は『人』であると思っています。ディーラーは自動車を販売する権利を持っているだけで、製造しているわけではなく、自動車そのものが当社の商品かといえば、少し違います。むしろ、それに携わる”人=社員”の存在が重要であり、その社員が魅力的であるかどうかが、会社の強みに繋がります。

このような理由から当社では人材を”人財”と考え、人財育成に力を入れており、特に『感性』を磨くことに重きを置いています。

ここで言う感性とは、言葉や数字では表せないものを感じ取り、”気付く力”のことです。感性が鋭く豊かな人であれば、お客様が口に出されない思いにまで気付くことが出来るでしょうし、自動車のデザインに対する思いやシートの座り心地など、数値で表せない自動車の魅力を伝えられるでしょう。そのため、自動車ディーラーとしての知識や技術を磨くことはもちろん、一流ホテルを利用しておもてなしの精神を体感することやミュージカル鑑賞などを通じて社員の感性を磨いています。

100周年も、その先も常に歩み続ける

世の中は常に変化しています。その中で会社が生き残るためには、その変化に応じて会社そのものも変化することが求められます。現状維持では退化と同じですから、更にその先を目指し、『進化』し続けることがこれからのテーマであると思います。そして9年後には当社は創業100周年を迎えます。これは大きな節目であり、長きに渡り山口県の皆様に受け入れて頂いたという証ですが、あくまで一つの通過点に過ぎません。会社の使命の一つは”存続”すること。しかも健全な状態で存続することですから、新しい考え方を取り入れながら、新陳代謝を繰り返す組織でありたいと思います。そして、それを活発に促し、未来の山口日産の”核”となるのは、これから入社してくる新しい世代の皆さんです。時代と共に進化しながら自動車を通じてお客様の心に豊かさを届け続ける”終わり無き挑戦”に一緒に取組んでいきましょう。