株式会社三永

透明度の高い事業を貫きます

株式会社三永  吉田 清志

「本当に良い会社」をつくりたい。

人と社会に貢献していけるような良い会社づくりを目指したい。
そう決心して新卒採用に取り組み始めたのが、平成10年のことです。

若かったころは、実家の借金を返して少しでも豊かな暮らしがしたいと、お金を稼ぐことに必死でした。
金銭的な豊かさは、一生懸命に頑張りさえすれば手に入るものです。
いい車に乗ってゴルフに興じる生活。しかしそれを達成してしまった後に残ったのは、空虚な気持ちでした。

経営者としての勉強を真剣に始め、何ヶ月も考えに考えました。
そして、2つのことを決めました。
1つは、「学生さんが就職先に選んでくれる会社になること」。
もう1つは、「経営指針発表会を毎年開く、風通しのいい会社になること」です。

それらは当たり前のことのようでいて、お金を稼ぐよりずっと困難な目標でした。
福利厚生などの就労環境をただ整備すれば良いのではない。
売上実績や経営目標をただ公表すれば良いのではない。
お客さまに心からの満足を提供し、企業としての社会的責任を果たしていくための「理念」。
その理念をしっかりと持ち、実践していくことが大切なのです。

20年以上の取り組みを通じて、かけがえのない多くの出会いと成長がありました。
お客さまは大切な親友。
そしてここで働く仲間は皆、兄弟か我が子のように感じます。
社員の結婚式に参列させてもらう時はいつも、感無量の気持ちになります。

 

前進していくための将来ビジョン。

企業理念に込められているのは「働く仲間に生きがいを持って仕事に取り組んで欲しい」という想い、「お客様には楽しんでもらえる店舗づくり」の軸となる行動を示したのが行動指針です。
会社として大切にしているのが皆が常におもいやりの心をもつこと。
それが社訓です。

昨年4月の経営指針発表会で「働く仲間の幸せのために、私たちがつくる100年企業へ」という方針を定め出店方針や待遇改善を掲げました。

働く仲間全員が「休日105日取得」や「サン基金の輪拡大」等、課題もありますが皆で仕組みを創っていきます。

現在13名の店長がいます。その内6名の店長が住宅を購入しています。
家庭を持ち、新たに我が家を購入する。
このあたり前のことが実現できていることを私はたいへんうれしく誇りに感じています。

働く仲間が輝ける舞台を創っていくのが 私の役割ですので、企業理念に基づき経営に邁進してまいります。

 

透明度の高い事業を貫きます。

私は、会社をよく『透明のグラス』に例えて話をします。
透明のグラスは上から見ても、下から見ても横から見ても、グラスです。
また子供が見てもお年寄りが見ても同じグラスです。

要は、そのグラスに何を入れるか?が大切です。

そのグラスにオレンジジュースを入れたら、誰でも分かります。
そのグラスに牛乳を入れても、誰がみても牛乳だと分かります。
私はグラスに企業理念の湧き水を入れたいと思っています。
どこから見ても、誰が見ても、分かりやすい会社にしたいと思っています。